• クローン病について
  • クローン病とは

クローン病(CD)ってどんな病気?

クローン病は炎症性腸疾患の1つで、病変(炎症や潰瘍)は大腸や小腸を中心として、消化管全体のいたるところに点在します。

■病変部位による分類

クローン病は、病変部位により3つのタイプに分類されます。

①小腸型 ②小腸大腸型 ②大腸型 ①小腸型 ②小腸大腸型 ②大腸型

前本 篤男:IBDとは 4)クローン病の診断基準と分類 IBD診療ビジュアルテキスト, 日比紀文監, 羊土社, p51, 2016. より作成

■主な症状

クローン病の主な症状には、腹痛や下痢などの消化器の症状と、発熱や体重減少などの全身性の症状があります。
症状は最初のうちは軽い場合が多いため、病気に気づかないことがあります。

■クローン病の原因

クローン病の原因はまだはっきりとは分かっていませんが、遺伝的な要因、環境的な要因、免疫の異常が関係しあって発症しているとされています。

クローン病の発症仮説 クローン病の発症仮説

岡崎和一: 日本臨牀, 70(suppl1): 273, 2012.より改変