クローン病(CD)の治療
クローン病の治療は栄養療法や薬物療法などの内科的治療や、
場合によっては手術(外科的治療)が行われます。
■内科的治療
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- 栄養療法
- 栄養状態を改善し、消化管を休ませることが目的です。
成分栄養剤の服用、経腸栄養療法(鼻からチューブを通して栄養剤を注入)や中心静脈栄養法(静脈から高濃度の栄養輸液を注入)が行われます。
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- 薬物療法
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- 5-ASA製剤(5-アミノサリチル酸製剤)
- ステロイド
- 免疫調節薬
- 生物学的製剤(TNFα阻害薬、ヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤〔ステラーラ®〕、α4β7インテグリン阻害薬など)などが用いられます。
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- 血球成分
除去療法 - 血液を少しずつ体の外に出しながら、
炎症を起こしている血球成分を除去します。
- 血球成分
■手術(外科的治療)
症状の原因となっている部分を切除したり、狭まっている部分を広げたりします。
