ステラーラ®の副作用/対処方法
ステラーラ®の投与により下記のような副作用があらわれる可能性があります。
ふだんから体調を管理して、変化に十分気をつけましょう。体調に異常を感じることがあったら、必ず医師に相談しましょう。
■主な副作用
■その他の注意すべき副作用
アナフィラキシー
アナフィラキシーは、医薬品の投与後30分以内に起こることが多いです。かゆみ、じんましんなどのアレルギー症状と似た症状のほか、声のかすれ、くしゃみ、ノドのかゆみ、息苦しい、心臓の動きがいつもより早く感じる、意識がうすれてくる、などの症状があります。
結核の再燃、肺炎などの重い感染症
過去に治療した結核がふたたび悪化したり(咳がつづく、熱がでる、など)、肺炎などの重い感染症を発症することがあります。
ウイルス性肝炎
過去にB型肝炎にかかったことのある方で、ふたたび肝炎の症状があらわれることがあります。投与前に検査をすることにより、過去の感染状況や現在の状況を把握し、治療に役立てていきます。
間質性肺炎
発熱や咳、息苦しい、体がだるい、などの症状があります。
悪性腫瘍(がん)
ステラーラ®が原因であるかは明らかではありませんが、投与した方において皮膚および皮膚以外での悪性腫瘍発症の報告があります。
※気になる症状がありましたら、
すぐに医師にご相談ください。
■副作用の対処方法
副作用は早く見つけて、早く対応することがとても大切です。
ふだんから定期的に検査を受けてください。また、少しでも体調がおかしいと感じたら、必ずすぐに医師に相談しましょう。
発熱、咳、息苦しさに対する対処方法
重い感染症にかかっていないかどうかを判断する必要があります。
このような症状が起こった時はすぐに医師にご相談ください。治療が必要な感染症の場合、ステラーラ®の投与を一時的に中止して、まずは感染症の治療を行います。
アナフィラキシーの対処方法
アナフィラキシーは、医薬品の投与後30分以内に起こることが多いです。「息苦しさ」や「ショック症状」などが出た時は、躊躇せずに救急車を呼び、すぐに医療機関を受診しましょう。
厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル(アナフィラキシー)」平成20年3月(令和元年9月改定)